side C 第二章
あれから半日が経った。もう日が暮れる。来週にはAPEXゲームがあるからそれまでにハックの調整をしたいところだが…
クリプト「なぜ誰も淫夢ネタを話さないんだ?ネットの覇権コンテンツだってはっきりわかるはずだが……」
「テジュン、また何かあったの?あなた暗い顔をしているわ。」
!ナタリー
ワット「大丈夫?具合が悪いのかしら?どこか痛いところは?」
クリプト「あ、あぁすまない。少し考え事をしていてな。体調に問題は無いんだ。」
ワット「そうなの?それならいいんだけど。今日もラウンジ来るわよね?今夜も耐久やるらしいわ。私は今回は誰にも負けないつもりよ」
おぉ!淫夢はなくなってないじゃないか!
クリプト「もちろん俺も参加させてもらうさ。ナタリー、先に音を上げた方が奢りだぞ」
ワット「わかってるわ!今回は自信あるの!ふふふ…!」
夜になりウィットのラウンジを訪れた。
ジブ「よう遅かったなブラザー。みんなでお前を待ってたんだぜ!」
バンガ「今回は誰にも負けないわ。」
レイス「(危険よ!そこは5Gに汚染されているわ!)今回はアルミホイルは万全よ。」
パス「僕が1番長く残るよ!」
ローバ「私も楽しみにしてたの。」
ヴァル「私もだよ。お姉さん…」
ガス「ふん、下らないな。バカのやることだ。」
ランパート「騒がしいなぁ!可愛いシーラの調整がまだ終わってないんだ!」
ホラ「ワイワイやるのも悪くないねぇ!」
ワット「テジ…クリプト来てくれて嬉しいわ。さ、始めましょ!」
今回の耐久不参加はブラハとヒューズ、オクタンとライフラインのようだ。ロックのライブがあるとかで出払っている。
ミラージュ「よし、全員揃ったところで流すぜ!今日の奢りは誰だろうなー俺かもしれないし俺以外かもしれない。まぁいいそこはやってるうちに分かるぜ。」ポチッ
ふん、澄ました顔してやっぱ好きなんすねー
セックスキンティービーエーブィーデー
ブンブンハローレッドチューブ
クリプト「!?」
ジブ「やっぱりマニアはセックスキンに限るなぁ!そうに決まってる。」
バンガ「何言ってるの?説XKINこそ至高よ。」
レイス「あなた達とは話が合わないわね。ペナルティマン緑茶監督が1番人気あるのよ」
ワット「あらレイス、地下の研究所ではフィリピンのプロゲーマー派だったじゃない。」
クリプト「……」
ファッ!?ちょっと待ってくれ何だこの動画!?
フロンティアの子供に大人気の、ストリーマーMRVKINの動画を下品に切り貼りしただけじゃないか。たまげたなぁ。こんな動画で笑う人間がいるのか(困惑)
パス「僕はグロKINかな。ゾクゾクするよ」
ランパート「早くその下品な動画を消してくれ!うるさくて寝れやしないよ。明日も朝早いんだ!」
ホラ「やっぱりニュートもヘイトキンが好きなのかい!私たちは親子同然だねぇ!」
ガス「SAENSキンこそ、至高だな。」
ローバ「ふん。私はコーラ系の動画が好きよ。彼の好物で初期の動画にも多く登場するから素材としてはお宝ね。」
ヴァル「……」
クソ!こんな動画見るくらいならタクヤほんへ見た方がマシだ!
なんでこんなMRVNもどきの下ネタを聞かなきゃいけないんだ!
クリプト「す、すまん。急用を思い出したんだ。ここは俺の奢りでいいから先に帰らせてくれ。」
ヴァル「わ、私もジェットパックの調子がの少しおかしいんだ。少しメンテしないと。バイバイ!」
ヴァルキリーまで帰るのか。こいつは確か日本人だったな。淫夢に関してなんか知っとるかもしれん。
クリプト「お前もなのか?」
ヴァル「へ?」
クリプト「お前も、淫夢を知らないのか?」
ヴァル「ま、まさか!私は日本人だ。日本では淫夢は義務教育ゾwはっ…!」
クリプト「お前もこちら側の人間だったようだな」
ヴァル「まさか、あんたも─」
第二章
~完~