淫夢はやらんかったフロンティア 第3章
クリプト「お前もなのか?」
ヴァル「へ?」
クリプト「お前も淫夢知っとるんか?」
ヴァル「まさかここで同志に会うとはね。あんたも淫夢通じなくなったら奴らがマヴキンマニア見て驚いただろ。」
クリプト「あぁ。でもなぜ俺たちふたりだけ淫夢知っとるのか謎だな。」
ヴァル「私の考察だと、ルーツに関係しているんじゃないかな。中国、韓国、日本では淫夢めちゃくちゃ流行っとったからな。淫夢知らんといじめられる場所の代表が北京、ソウル、東京だったと。ソースは淫夢wiki。」
クリプト「ソースで草。しかしそれは信ぴょう性があるな。でもなぜマヴキンマニアが注目されているんだ?」
ヴァル「何者かによる記憶改ざんかね。影響が出てないのは淫夢発祥の地日本にルーツがある私、インマーがことごとく嫌いな国で1番名前の上がる韓国にルーツがあるあんたが残っているところが気になるね。」
クリプト「マインドコントロールというより世界がそんな風潮だな。別世界に飛ばされた可能性は?」
ヴァル「それもあるね。だがまだ色々不確定だ。」
クリプト「……キングスキャニオンなら、何かあるかもしれない。レヴナント製造工場の一部があったくらいだ。なにか秘密があると睨んでいる。地下ならミラからなにか連絡があるかも…。」
ヴァル「ミラ?誰だ?」
クリプト「俺の家族で、俺に淫夢を教えた女だ。遠野の喘ぎ声で音MADも作っていた。」
ヴァル「ガチのインマーか。信頼できそうだね。行ってみよう!」
深夜 キングスキャニオン バンカー
クリプト「ふう。何とかここまで来れたな。今回はドローンを5機配置しているから敵の心配はない。」
ヴァル「そんなに使えるならゲームで使えよ…」
コースティック「ここで、なにをしている?」
クリプト・ヴァル「!?」
クリプト「なんで貴様がここにいるんだ!」
ヴァル「何しに来た!」
コースティック「そう構えるな。別に貴様らをつけてきた訳では無い。この辺りに前回のゲームで手に入れた実験データを置き忘れたのだ。」
クリプト「あのガスで人を苦しめる悪質な実験か。」
コースティック「貴様らこそ何をしているんだ?不正を働いているなら見逃せないな。」
ヴァル「私たちはクリプトの家族の手がかりを探しに来たんだ。」
コースティック「家族?フン。まぁいいだろう。まぁいいだろう。少なくともここにはないだろうな。北側に地下施設があったからそっちが怪しいんじゃないか。」
クリプト「無駄に厚意的だな。なにか罠があるかもしれん。」
コースティック「フン!犯罪者になる気はないんでな。信じるも信じないも自由だが。」
アイテムバンカー
クリプト「ここか…」
ヴァル「重機を使わないといけないなんてね。」
クリプト「何らかの手がかりがあるはずだ。確かここのダクトの奥に…あったぞ。謎の暗号だ。これをここに打ち込むと……映像?やっぱりミラだ。」
ミラ「テジュン、あなたがインマーであるならこれに辿り着いていると思って残しています。私は二軍淫夢の動画を作っていたら奴らに捕まったわ。淫夢知ってていじめられたわね。ホモビデオの何が面白いのかって。私に言われても分からないわよ!」
クリプト「淫夢知るといじめられる世界か……」
ミラ「だからわたしはマヴキンマニアを作って世に送り出させられていたの。しかも洗脳じみた効果のある映像でね…私はすこしだけ細工して、淫夢の祖国である日本人とテジュン、あなたには効果がないようにしたの。お願い、淫夢を救って(クソデカ涙)」
クリプト「おう、嫌だよ」
ヴァル「言うほどおもろくないしそこまでこだわる必要ある?」
ミラ「全ての黒幕は「アッシュ」と名乗るシミュラクラムよ。彼女を止めさえすれば、あるいは…」
クリプト「淫夢のために戦うなんてバカバカしいが、ミラを傷付けたやつを許せない!」
ヴァル「可愛いお姉さんは守護(まも)らないとね。」
クリプト「アリーナへ行くぞ!」